「ああそうさ僕は失敗作の騎士だ。
だけどね、勘違いするなよ、出来損ないなのは僕であって、こいつじゃない。」
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ソードアートオンライン アリシゼーション編 War of Underworld 第7話
の内容、ネタバレを含みます。
整合騎士、レンリ・シンセシス・トゥエニセブン。
冒頭の言葉は、SAOアリシゼーション編、WoU第7話で、
見た目完全にピッコロな山ゴブリンの長、コソギを倒す瞬間のセリフである。
しかし、彼の言葉は何故、(私の中での)名言として語り継がれるのか・・・。
その結論は、
①自分弱さを受け入れて、成長する姿
②仲間との共闘、相棒との共闘の絆
これは、このSAOというアニメから学ぶべき、価値観であると僕は思うので深掘りする。
そもそもレンリにはこれまでどんな過去があったの?
過去、まだ騎士になる依然に、親友との立ち合いの際に
謝って親友を殺してしまいます。
その過去がレンリの心にトラウマとして残り、
騎士となったのちも、武装完全支配術、記憶解放術を使用できません。
整合騎士を統率する、アドミニストレータは、そんなレンリをみて
「失敗作」として凍結してしまいます。
レンリ「俺はバカだった!!!!!!!!」と気付く
実際、レンリは、失敗作と言われ、記憶解放術も使えず、自暴自棄になり、
ダークテリトリーとの戦争を放棄し、後方へ逃げ出します。
そこで、心神喪失したキリトと、それを守るロニエとティーゼに出会います。
レンリが指揮を放棄したことで、後方までゴブリンが攻め込んできます。
そこでロニエとティーゼを発見したゴブリンは殺そうとします。
そこでキリトは、ユージオの死から心を失っているはずなのに、
その状況下で、左手をピクピクと動かします。
そう、戦おうと身体が反応してるのです。
「キュイィーーーーン」
次の瞬間、レンリの放った神器:雙翼刃がゴブリンを切り裂きます。
それと同時に、自分の行動が間違っていたことに気づくのです。
失敗作と言われて、人間が取る行動は3つです。
1:それを拒否して、反抗する。
2:それを受け入れて、自己否定、現実逃避する。
3:それを受け入れて、その上で自分に何ができるかを考える。
レンリはずっと「2」の行動をしてました。
でも、大事なことは、「3」なのです。
キリトやロニエ、ティーゼに気づかされ、過去のトラウマを打ち破ったレンリはもう無敵です。
戦線に戻り、ほぼピッコロの山ゴブリンの長に、ついに発動します。
release recollection
直訳すると、記憶解放術。
つまり、SAO内最強の技です。
「綺麗だ。」
レンリが過去を乗り越え、放った言葉です。
アニメの中では、今回のレンリのように、
弱い自分を認めることが、成長に繋がる。強さに繋がるシーンというものがたくさんあります。
ワンピースのネタバレになるので、ワンピースを読んでない方は控えてほしいですが、
ジェルマ66に見捨てられたヴィンスモーク・サンジのエピソードにもかぶるところがあります。
つまり、ここから学べることは、
自分の弱さに気づいた時、
それを拒否するのでなく、
また、受け入れて、自暴自棄や現実逃避するのでもなく、
そこから何ができるか、これからのことを考えて、実行すること
が一番大事だと、
僕はSAOから学びました。
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