THE内科専門医問題集を2周解いた口コミ感想&差別化

内科専門医試験

これを解かずに「内科専門医」を受験するのは危険だ!!!(By 医学書院)

たいしょー
たいしょー

ども!らーめんどくたです!

先日、Xでこんなポストをしました。

そう。

内科専門医試験界隈の世はまさに、大戦国時代なのです!!!


そんな状況で内科専門医試験対策として古くから君臨する「THE内科専門医問題集」

今年、2024年にはVer.2へ改訂され、2巻本→3巻本(600問へ増量)とさらなるアップデートがされました。

まだ、自分はギリギリVer.2が発売する前でアップデート前でしたが2周ときました!

その結果が↓

2周しても戦績はこんな感じでした/(^o^)\w w w

(特に血液、膠原病あたりは国試レベルの知識も忘れてましたw)


たいしょー
たいしょー

色々問題集も増えてきて、どれをやったらいいの・・・?

と、まさに受験者は混乱状態かと思われます。

そこで、今回は、実際に第3回内科専門医試験を受けた感想を元に、

「THE内科専門問題集」を2周解いた感想と他の試験対策との差別化について解説しますっ!!


先に、結論から言うと、

結論(他の試験対策との差別化ポイント):

①試験期間残り1ヶ月程の猶予があり、

②かつ試験勉強だけじゃなく日々の診療の臨床能力も同時に高めたい人には非常にオススメ!

です。

皆さんの勉強時間も無駄にしたくないので(笑)

手短に、わかりやすく、解説していきますっ!!!(笑)



どんな人がTHE内科専門医問題集を解いたら良いか

まず、解くことで恩恵が得られるエラバレシモノ(対象者)についてお話しします!笑

冒頭でお話しした結論の2点についての深掘りです。

①直前すぎないこと(1ヶ月程度の猶予が理想)

先ほども話した通り内科専門医試験対策は、大戦国時代です。

そんな中で、この「THE内科専門医」が他の問題集と差別化を図れる点は、その”圧倒的な臨床問題数”にあります。

臨床問題は一般問題と違って作成しづらく、2024年のVer2のアップデートによって、1単元あたり約10問前後の問題数が追加され、全3巻構成で合計600問とかなりの量の臨床問題数へ増量しました。もちろん、アップデートで追加された問題も構成や出題形式は内科専門医試験を意識して作られていました。

たいしょー
たいしょー

ここまでの臨床問題数は他の書籍問題集でもなかなか珍しいです。


そして、「臨床問題」だけを収録されているがゆえ、

当直や日直など、日々の外来や診療における臨床能力にも力が付く!

という恩恵も受けます。

しかし、もちろんそのデメリットもあり

・一般問題でなく、臨床問題であるがゆえ、1問あたりの時間が非常にかかる。

・1問あたり解答2分解説2分合計4分としても、600問では40時間かかる。

・仕事終わりで1日3時間勉強できたとしても約2週間かかる。

と、時間的な制約がどうしても生まれてしまいます。


よって、なるべくスピード感を持って解くことも大事ですが、復習などの期間も合わせるとせめて1ヶ月程の猶予は欲しいところですね。


たいしょー
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ちなみに個人的な感想ですが

Ver2の改訂版は問題数が増えて守備範囲が広くなった分

解く時間も増えたので、時間がない人は改訂前のVer.1でも十分だと思います。

②試験勉強だけじゃなく日々の臨床能力も同時につけたい人

実際、第3回内科専門医試験を受験した身から言うと、

2周解いていく中で、正直な話、

たいしょー
たいしょー

うーん、これ選択肢細かすぎるなあ・・・。

たいしょー
たいしょー

こっちの問題は、あえて問題文にこう書いてるのが紛らわしいな・・・。

といった、

(具体的内容はネタバレになるので解説しませんが、)いくつか「内科専門医試験」の「試験対策」としてはやや難易度が高い考えさせる問題も見られました。(まあ、それだけ”臨床問題の作成”がいかに難しいかを表しているのでしょう。。。600問もあるので尚更ですね。。。)

しかし、そんな問題でも

・大前提、ほとんどの問題は試験対策へ特化した良問である。

・やや難易度が高そうな問題でも、”内科医”としては非常に重要な知識であり知っておくべき内容である。

ことは間違いなく、

また、良問であることを裏付ける根拠として、解いた感想としての問題の質はもちろんのこと、すべての問題の解説にガイドラインや参考にした文献の引用が記載されており、しっかりとエビデンスが明記されていることも問題集としての質の高さがうかがえる内容となっていました。


たいしょー
たいしょー

時間がない人は問題を見極めて、ある程度サラッと解き進んでも良いかもしれません。

WEBでスマホからスキマ時間に問題も解ける

また、忙しい皆さんに朗報です。

THE内科専門医問題集は、購入と同時にWEB版のシリアル番号が無料で付属されており、スマホ、PC、タブレットなどでどこでも問題を解くことが可能です。

これは非常に優秀で、例えば音が必要な映像講義などは家に帰ってから勉強して、普段電車の中でSNSしている時間のスキマ時間はTHE内科専門医問題集を解く。といったハイブリット勉強が可能になります。

試験対策オススメは「感染症」と「救急」、忘れかけてた「集中治療」

この問題集、もう一つ差別化できる所が「感染症」「救急」「集中治療」の問題の豊富さです!

もちろんどれも大切な知識ですが、「感染症」と「救急」領域だけはすべての内科においてオーバーラップする領域であり、

かつTHE内科専門医問題集の問題も良問も多い印象があったため、時間がない人はこの分野だけでもやっておいて損がないと思います。

もう一つオススメとして試験対策というよりは内科医としてのスキルの要素が強いですが、「集中治療」領域は、忘れかけてた研修医の時のICU・3次救急で学んだ領域を再学習&当時は気づかなかった新たな学びを得ることができ、オススメです。

たいしょー
たいしょー

2024年3月18日発売、第3巻は「感染症」「救急」「集中治療」だけでなく

多くの人が苦手にしている「膠原病」の内容も含まれており、オススメです!

特に救急分野はJMECCの内容であったり、「内科救急診療指針2022」の内容も出題に含まれてくるので臨床問題を解きながら総まとめができる点は優秀だと思います。


まとめ

最後にまとめです。

〜THE内科専門医問題集の使い方〜

圧倒的な臨床問題の数による試験対策&日々の臨床能力の向上が魅力。

 しかし、時間もかかるため、1ヶ月以上の時間的猶予がある人ばまずは全部解いてみる。

・時間がない人は

 ①スピードを意識してあまり試験に出なそうなところは読み飛ばす or

 ②他の試験対策と差別化が図れる良問が多い第3巻の「感染症」「救急」だけを解く

まあ、ただ一番は「自分に合った勉強法」だと思うのでやりながら違うなーと感じたら軌道修正しつつ、本番に向けて臨むのが大切です。

その他、内科専門医試験対策記事一覧でもさまざまな解説をしてるのでよかったら参照してくださいね!

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