こんにちは!20代後半、未婚、某地で消化器内科を専攻するJ-OSLER3期性、らーめんどくたー大将と申します!
医者の結婚って医者同士とか看護師さんとかとの結婚が多い気がする・・・
ということで、そろそろ自分も30歳に差しかかり、親もついに孫が見たいオーラを放ち出したので笑。今回は「医者の結婚」について考えに考え抜いた自分が、統計データも参考にしながら徹底考察していきます。
まず初めに、「結婚できない!!!」と思う男性医師のみなさんに質問です。
2.8%
この数字、なんだと思いますか?笑
正解は、男性医師の生涯未婚率(50歳まで)です。(2012年 総務省「就業構造基本調査」職業別生涯未婚率を算出した結果)
驚きますよね。言い換えると男性医師の約97%の人は生涯で必ずパートナーを見つけて結婚するわけです。中にはそもそも結婚願望がない男性医師も含まれるでしょう。そう考えると、男性医師の方で「結婚できない!!!」と悩むことがいかに無駄な心配かわかると思います。
(※ただ、後ほど解説しますが2020年代の現在では年々生涯未婚率は上昇しているため、男性医師の生涯未婚率も2012年のこの時期よりもやや増えているものと思われます。)
とはいえ、待っててもあなたのプリンセスが急に婚姻届を持ってきてプレゼントされるわけではありません。笑
ということで、本記事では以下の内容について解説していきます。
・女性医師と男性医師を比較。女性医師の生涯未婚率はどうなのか?
・具体的に「結婚できない」と感じる男性医師はどうすれば良いのか?
・現在28歳未婚の自分が考える「医者の結婚」
では解説していきます。
医者の「結婚できない」を生涯未婚率から科学的に見る。
先ほどの、2012年 総務省「就業構造基本調査」職業別生涯未婚率を算出した結果では、男性医師の生涯未婚率は「2.8%」と衝撃の結果をお伝えしました。
ただここに追い討ちをかけるような紛れもない事実が存在します。それは、女性医師の50歳までの生涯未婚率がなんと、「35.9%」という結果です。一桁違うだろ〜!!!って思っちゃうくらいですよね。笑
事実、実際に女性医師の約3人に1人は50歳までに結婚してない計算になります。
生涯未婚率は高くなってきている!!(国勢調査)
さらに追い討ちをかけるデータがあります。
2022年度版の国勢調査(国立社会保障・人口問題研究所:人口統計資料集2022年度版)によると、5年毎に調査されている全国民を対象にした50歳時の未婚率は以下の表の通りとなっています。
1990年代までは男女ともに一桁%台で横ばいで推移していました。しかし、2000年代に入ってからは徐々に上昇傾向であり、2020年代の現在もさらに継続して上昇している事実があります。
先ほどの医師の職業別未婚率を調査したデータを合わせると、
このようになります。
医師の職業別未婚率を算出したデータは2012年のもののため、年々徐々に未婚率が上昇している現在の状況を科学的に考えると、もし最新の2020年代で医師の職業別未婚率を調べた場合、さらに生涯未婚率が高くなっていると予想できます。
男性医師と女性医師は全国民と比較し生涯未婚率が逆転する
また、先ほどのグラフからもう一つわかるデータがあります。
それは、
全国民の生涯未婚率と比較し、男性医師は生涯未婚率が低いにもかかわらず、女性医師は逆に生涯未婚率が圧倒的に高くなっているという事実です。
具体的には2010年の国勢調査と2012年の職業別未婚率を算出したデータで比較すると、男性医師は国民の生涯未婚率が20.14%なのに対して、2.8%と低く、女性医師は国民の生涯未婚率が10.61%なのに対して35.9%とまさに逆転現象が起こっています。
理由としては以下のようなことが考えられます。
またそもそも、医者という職業は6年間の大学生活の後、その後も初期研修医、後期研修医と続くため、30代近くになるまで仕事に夢中になりがちな背景も女性医師の結婚を遅らせる要因の一つとして挙げられるでしょう。
「結婚できない」未婚の医師、具体的にこれからどうすれば良い?
ここまでの話をまとめると、男性医師は、50歳までに約97%とほとんどの人が結婚するにもかかわらず、女性医師は約65%しか結婚していない。そして、これは医師以外の全国民平均では男性医師はより結婚率が高いのに対し女性は結婚できない人が多い。さらに未婚率は年々上がってきている。
という話をしてきました。
しかし、
そんな、男の医者は生涯未婚率低いなんて言われても全然結婚できないよ!!!
データは所詮データでしかないんだ!!一生俺は独身だ!
という男性医師の方や、
待って、3人に1人は結婚できないなんて聞いてない。。。
パートナーも特にいないし結婚するにはどうしたらいいの!!!
と悩む女性医師の方もいるでしょう。
では、具体的にどんな選択肢があるのか?深掘りして解説していきます。
結婚相談所はオススメしない。理由はお金がかかる上得るものが少ない。
まず、よくあるのは結婚相談所にGO!するケースです。よくゼクシィとか広告してますよね。笑
これは個人的にはあまりオススメできません。理由としてはお金がかなりかかるコストに対してリターンが少ないからです。
具体的には、
「入会金」「初期費用」「月会費」「お見合い料」「成婚料」
→それぞれ数万円程度かかり、トータルの相場は数十万円ほど
という感じです。ゼクシィのような大手は割とコスパが良いですが、費用の内訳を見ても明らかに無駄な出費もありあまり賢い選択とは思えません。
確かに、ある程度お金はかける必要はあります。しかし、良いお店選びをするといったようにお金をかけるポイントを見誤らないようにする方が賢いと思います。
オススメはやっぱりマッチングアプリ。理由は離婚率が低いから。
ということでオススメはやっぱり「マッチングアプリ」一択なのかなと感じます。えー!結局マッチングアプリかよ!!その出会い方はなんか嫌だ!!と思う方もいるでしょう。笑
でも昔と違って、今のスマホ・ネット時代では価値観も変化してきており、出会い方としての違和感なんかはもう無くなってきています。
オススメの理由は、
マッチングアプリでの出会いはオンラインの出会いと比較して離婚率が低い!
が一番の理由です。
米科学アカデミー紀要に掲載された2005年〜2012年の間に結婚した1万9131人を対象に行った調査では、「オンラインでの出会い」と「オフラインでの出会い」を比較して離婚率を調べた結果、
離婚率は、オフラインでの出会いが7.6%なのに対し、オンラインでの出会いは5.9%と少ない結果となった。
これは非常に興味深いデータであり、それを裏付ける根拠として、マッチングアプリでは会う前にチャットで趣味趣向が合う人、波長が合う人と会うことが挙げられます。
これにより、現実世界でランダムエンカウントで会う場合と比べて気が合わない人が事前に排除され母数が減るため、結果的に気が合う人と会う率が高くなり、結婚満足度は上がり離婚率は下がるものと考えます。
医者の結婚まとめ:結婚できないのではなく、結婚しない選択。
医者って本当に特殊で
ライフステージ:
医学生時代→初期研修医時代→後期研修医時代→専門医時代
といった長いフェーズを経て一人前になります。
周りを見ていると「初期研修医の終わり」や「後期研修医の終わり」といった一区切りのステージで結婚するケースが多いように感じます。特に初期研修医の終わりでは医局に入局する前なので呼びたくもない教授やめんどくさい挨拶などを省けるという点で駆け込みで結婚するパターンが多いのではないでしょうか。
また女医さんの場合は産休や育休もこの期間であれば取りやすいこともあると思います。
このように結婚の価値観は本当に多様です。そして、時代の変化でさらに価値観の多様化が起こる現代ではむしろ結婚をしないという選択もありなのではないかと感じます。
「結婚=幸せ」という価値観そのものが薄れていっていることも国民の生涯未婚率の上昇に関係しているのかもしれません。
いずれにせよ、最終的には自分で納得して決めた道を進んでいけば後悔のない人生を歩めると思います!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。それではっ
らーめんどくたー大将
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