初期研修医のうちに結婚するべきか?相手がいるなら「するべき」です

医者の人生・キャリア

初期研修医のみなさん、こんにちは。現役医師のたいしょーといいます。

いきなりですが、今結婚を考えている相手はいますか?

この記事は、その答えが「YES!」だけどなかなか踏み込めない。そんな方へ向けた記事です。

結論から言うと、初期研修医で結婚を少しでも考えている人がいるなら今すぐ結婚しちゃいましょう!


結婚なんて重大イベントそんな簡単に決めれない!と思うかもしれませんが、大丈夫です。

自分の初期研修医病院は大学病院だったので人数が多くかなりの人数の初期研修医と触れ合ってきました。

実際に今、後期研修医の自分の立場ではそんな初期研修医中に結婚した人と、そうでない人の「今」の違いを見ていますが、

「あの時結婚しとけばよかったな。。。タイミングを失ったよ。」

そう嘆く人の数の方が圧倒的に多いです。

確かに色々めんどくさいこともあります。ただ、腹を括って悩んでないでいますぐ一歩を踏み出しましょう!

では、もう少し詳しく深掘りしていきます。

初期研修医での結婚は適切なタイミングか?

令和2年度の人口動態統計の概況によると、令和元年における男性の平均初婚年齢は31.2歳です。

しかし、医者のライフステージは少し違います。

科によっては少し違うところもありますが、基本的にはこのように医学部を6年間こなし、初期研修を2年終え、後期研修を3年間行ってやっと一人前となります。

なのでごく一般的な会社員と比較すると社会に出るまでも時間がかかる上、社会に出てからも研修続きであり、その中で「結婚」という大きなライフイベントを迎えることとなります。


初期研修医で結婚するべき理由:研修医以降の結婚で生じる弊害の回避

それでも、研修医のあなたに今結婚したいと考えている相手がいる場合、結婚を意識することを強く勧めます。

なぜなら、初期研修医を修了した後で結婚する場合、これから解説するようないくつもの弊害がのしかかってくるからです。

弊害1:医局に属することで教授や医局長を結婚式に呼ぶことになる

まず、これはよく言われる話ですが、初期研修医終了後、後期研修へ進む際にほとんどの人は「医局」へ属します。

その中で、医局へ所属している中で結婚式を挙げるとなると誰がそれを常識だと決めたのかわからないものの「教授」や「上の立場の医局員」を大勢呼ぶことになってしまいます。

もちろん、呼ばないという選択肢もありますが、このしきたりはなぜかそれが常識化されており、結婚式に教授を呼ばない人=非常識な人間となり、どれだけ仕事で成果を上げても医局での評価は一生上がりません。

また、それだけにままならず、何故か「教授」には結婚式の挨拶代としてお金も包まなければなりません。

そして結婚式の日程も教授が参加可能な日程に調整したりと、正直この忖度が非常にめんどくさいです。

初期研修医中に結婚をした人の中でも割と上位な理由の一つでしょう。

組織に属しているので仕方のないことですが、これが嫌なら医局に属さないという選択肢もあります。


弊害2:時間的余裕がなくなってしまう

もちろん、これは研修先の病院にもよりますが、たいていの場合は初期研修医のうちの方が時間的余裕があります。

つまり、新婚旅行や出産など家族イベントでの休暇が取りやすいため、家族との思い出の時間を過ごすことができます。

後期研修医になると、例えば内科医の自分ではやれJ-OSLER(ジェイオスラー)だの、専門医試験だの、学会発表だの論文作成だの、仕事に追われる時間が長くなり、時間的余裕がなくなってきます。

また、初期研修医の頃のような責任の低い立場から一気に責任感も生まれるため時間的だけでなく精神的にも余裕がなくなります。

せっかくの楽しい新婚旅行がせわしないものとなってしまっては元も子もありません。余裕がある初期研修医のうちに結婚をすることはこれらの問題を解決してくれます。


弊害3:婚期を逃し、生涯未婚になる可能性

恋愛にもタイミングがあったように、結婚にもタイミングがあります。

ここまで記事を読んでいるあなたであれば今付き合っている人と結婚を意識するタイミングがあったと思います。

しかし、初期研修医が修了し、環境が変わって後期研修医になると他のことに追われ、せっかくのタイミングを失ってしまうかもしれません。

例えば大学生の時に付き合っていたあの人が医学部を卒業して別々の研修病院になって別れてしまった・・・といったように恋愛でも結婚でもタイミングは大事です。

特に女性医師の場合は、

医者の「結婚できない」はなぜ?男性医師女性医師の違いと生涯未婚率

↑の過去の自分の記事でも解説したように、生涯未婚率35.9%と約3人に1人は結婚しないと言う状況すら考えられます。

100%完璧に合う理想を求めずに、ちょっと嫌なところもあるけどそこも許せるくらいの器を持って結婚を考えることも大切と感じます。


初期研修医中に結婚に踏み切れない大きな理由

では、これだけ初期研修医修了後の結婚が過酷でありながら、何故結婚を意識する相手がいるにも関わらず結婚を先延ばしにしてしまうのでしょうか。

単純に結婚式の作業や挨拶がめんどくさい

これはあるでしょう。

しかし、いずれはやらなければならないことで、ただ先延ばしにしてしまっているだけなら早いうちに済ませた方が楽だとも考えます。

もっと良い相手がいるかもしれないと思ってしまう

確かに、医者になりチヤホヤされる瞬間も多くなったことで

もっとモテるかもしれない、、、

そんな浮ついた心が生まれるのは人間なら仕方のないことと思います。しかし、そんな心の状態ならまずそもそも結婚を考えること自体まだ早いです。

本当に今のパートナーと結婚したいのか?自分の胸に手を当てて聞いてみましょう。

金がかかる

これに関しては大丈夫です。

後期研修医以降の給料で余裕で取り返せますし、むしろ余るくらいです。



まとめ:迷ったら結婚

少しでも迷うくらいならこれまで解説してきたようなめんどくさい自体を避けるためにも初期研修医のうちから結婚することの方が幸福度が高まります。

それでもし、失敗しても人生終わりじゃありません。再婚して幸せな人もいます。

本当に迷うなら周りの人の意見を聞いても良いです。自分だけで解決しようとせず時には人を頼ることも大切です。


少しでも参考になっていただけたらなら幸いです!

らーめんどくたー大将

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