2020年8月27日(木)に放送された「嵐ツボ」
で、嵐×ONE PIECEの作者尾田栄一郎さんによるコラボレーションが放映されました。
そこで、尾田さんは
「あと4〜5年でワンピースは終わる」
「ラストはめちゃくちゃ面白い」
などと語られていました。
なぜ、4億7000万部突破というギネス記録にも載るような大ヒット作を描くことができたのか、そのヒントが嵐との対談の中に隠されていました。
それは、
自分自身が一番ワンピースという作品に感動しているから
だと思います。
そこに関して、深掘りしていきます。
自分のネームで号泣する
尾田さんの編集担当者さんからの発言で、自分のネームで大号泣するらしいとリークがあり、これを認めていました。
実際、中々ネームが上がってこないことにイラだつ担当者も、ネームを読んでそんなことどうでも良くなるくらい感動したそうです。
(ちなみにこの時のシーンはレベッカと父が再会するシーン)
本当にワンピースは感動シーンが多すぎですが、毎回尾田さんも泣いてたのですね。。。
ワンピースのスマホゲームにも課金するくらいワンピースが大好きなそんな尾田さんですが、
頭の中で構成はできていても、それを実際に紙に描き起こして、涙を流し、感動させるものに仕上げることは別だと話します。
本当に感動するまで何度も描き直すので、ネームの締め切りもギリギリになってしまうのでしょうね、、、
「自分も泣くまで描かないと、読者に出せない。
自分も感動しないのに人に感動してっていうのはおかしいなと思う。」
そこまで追求されたものだからこそ、我々も感動し、
ギネスにも載るような大ヒット作が生み出されたのでしょう。
友情・努力・勝利が読者の感情をくすぐる。
では、人を感動させる要因は何か。
ここからは、僕自身の考えてして話させていただきます。
少年ジャンプの理念として、友情・努力・勝利があります。
友情とは、味方のために尽くす、チームワークを重視する、味方の仇を撃つ、相手を思いやる、など、仲間を大切にする行動です。
努力とは、1つの目標に向かってひたすら行動していくこと。
勝利とは、敵に勝つことを言います。
コテコテの王道のジャンプ漫画はこれらが良い意味で盛り盛りに盛られているので、
誰しもが心の奥底に眠る厨二病魂が刺激されるのだと思います。
特にワンピースでは「仲間」を非常に重んじる漫画だと思っています。
ワンピースの名場面、名シーンでは、ルフィとその仲間に対する感動シーンが数え切れないくらいあります。
人を感動させる時は、まず自分が感動するかどうかを意識する
そんな人を感動させるプロの尾田さんから学べることは、
我々も、日常生活で人を感動させようとする時、まず自分が感動するかどうかを意識しよう。
ということです。
例えば、僕でいうと、このようにブログを書いているが、実際に自分の自己満足になっていないか、ちゃんと自分が読者としてこの記事を読んで感動するか考える。
他には、例えば、
デートの誘いを入れる時は、まず自分がその誘い方で心が動くか考える。
部下や上司にお願い事をする時は、どう頼めば快く引き受けてくれるか考える。
など仕事やプライベートの他にも生かせます。
ただ、根本として、自分の感情がどんなところで動くのか、その感性も大事になってきます。
日頃からアニメや映画など観るときにどこに感動したのか考えたり、
旅行などに行って星空や森や川、海などに触れたときに、どう自分の心が動いたか考えたり、
そういった自分を客観的に見る力なんかも必要なのだと思います。
感動させるアウトプットにはそれ以上のインプットを増やす
現在ワンピースでは、アニメでもジャンプでも、ワノ国編が放送、連載中ですが、
元々尾田さん自身、侍だったり、時代劇だったりを観て描きたいと思ったと、
番組内では語られていました。
(実際、ワノ国のオープニングは尾田さんの好きなシーンランキング1位と番組内で語られてました。)
尾田さんも、まだまだ描きたいシーンはたくさんあると話しており、相当な量の情報のインプットがあるのだと思います。
漫画を描くというアウトプットの元になることはそれ以上のインプットです。
アウトプットすることも大事だが、インプットがなければアウトプットもありません。
よりたくさんの情報に触れながら、自分がどういうところで感情が動くのか。
その体験ひとつひとつが価値あるものへと変化していくものだと尾田さんは言いたかったのではないでしょうか。
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