ゴールデンウィークからじゃもう遅い!!!!!!!
どうも、らーめんどくたーたいしょーと申します。
2023年6月4日、第3回内科専門医試験がありました。
結果・・・
w w w w w w w w
落ちました、不合格でした。笑
ちなみに、点数は、
「59.77」・・・。
「59.77」点で不合格。
これってどうなんでしょう、なんとも言えない。笑
<※追記>
第4回(2024年度)内科専門医試験で無事リベンジを果たすことができました。詳しくは↓で解説しています。
これまで合格率が90%以上と高く、ナメてる人が多かったのか。
今年の試験から難易度が上がったのか。
いずれにせよ今年は周りもたくさん落ちており、前例がない印象でした。
そして、来年(2024年・第4回)以降の内科専門医試験の難易度も厳しくなっていくでしょう。
2年連続落ちたら流石に草どこじゃない・・・。
そこで、反省の念と、少しでも2023年の第3回内科専門医試験に不合格となった自分の勉強スタイルを
2024年第4回以降、これから内科専門医試験を受験するみなさんに向けて知って欲しく
と、3つのパートに分けて解説します!
敗者こそ挑戦者!来年こそは絶対受かる!!!
他にも、内科専門医試験合格に向けた記事をいくつか書いているので見てってください!
内科専門医試験当日の会場の雰囲気【落ちた人と受かった人】
自分の会場はパシフィコ横浜でした。
内科専門医試験の日程は第1部85問、第2部85問、第3部80問の3部構成であり、合計250問です。
ハンターハンターの試験会場かのごとく集められた、だだっ広さのあるひと会場に2000人強。。。
そして、皆、「J-OSLER」を突破してきた猛者たち。。。
先鋭達の中には、徹夜で来たのかクマのできた猛者や、自作のオリジナルノートを大量に抱える猛者、そして目を血走しらせながら勝負の時を待つ猛者たちが集っていました。
おいおい、90%が受かる試験でそこまでやるかよっ!!!
今思えば、落ちた人と受かった人の違いは試験開始前から勝負は決まっていたようにも思います。
内科専門医試験に落ちた理由は3つ、努力不足と慢心と情報不足
まず、大前提当たり前ですが、試験勉強を始める前から
「そもそも普段から内科全般へのアカデミックな興味をどれほど持っているのか」
というスタート地点の違いがあると思います。このスタート地点の違いについては後ほど深掘りします。
なぜ内科専門医試験に落ちたのか、自分なりの理由は3つ、
理由1:努力不足
理由2:慢心
理由3:情報不足
だと思ってます。もう少し深掘りします。
言い訳がましく聞こえるかもしれませんが・・・
少しでも参考になればと思い自分の感覚を共有できれば幸いですっ、、、!
落ちた理由1:努力不足
正直、ここが一番大事です!
一般的に、勉強が大好きな人の方が珍しいと思います。
そして自分も、試験勉強は大嫌いです(笑)
当ブログでも解説しているJ-OSLERの症例登録、といったゲーム性のある作業は好きですが、好きなことと嫌いなことに差が激しく、なかなかモチベーションが上がらなかったのは一因だと思ってます。
ただ、それは言い訳にすぎません(笑)
勉強が嫌いでも勉強しなければならない環境の中で、大事なことは「どのくらい勉強すればいいのか」という勉強量を見極めることです。
そして、その「必要勉強量」は冒頭でも話したような「スタート地点」の差も関与するため、
「必要勉強量」=「スタート地点」×「努力勉強量」
(※個々人のIQのバラツキは医学部合格者レベルで皆一定と仮定する。)
という公式が成り立ちます。
ちなみに、第3回内科専門医試験受験時の自分の勉強メニューは
・日本内科学会公式の「過去問題集 第2集」・・・1周
・QBオンライン2023・・・1周
・2020年のイヤーノートについてるQuick Check・・・消化器と循環器の前半で時間切れ
こんな感じでした。
ちなみに自分が試験勉強として本格的に取り組み始めた時期は、ゴールデンウィークが明けて約1ヶ月前くらいでした。(問題集などはそれ以前に購入してましたが購入し満足してました。笑)
もちろん、これだけで受かる人もいるでしょう。
しかし、「不合格」となったことを考えると結果的に、スタート地点に対する努力勉強量が足りなかったと言わざるを得ません。
スタート地点を客観的に測る方法は難しいですが、
「まずは内科専門医試験の過去問第2集を解いてみる」といった方法はオススメです。
落ちた理由2:慢心(どうせ受かるだろうとナメていた)
では、スタート地点を見誤らないためにはどうしたら良いのか。
それは、自分の感じ方、捉え方に答えがあります。
賛否両論ありそうですが、実際にありのままの自分の見誤った失敗例を見てみます。
こちらは沖縄県宜野湾市にあるビーチです。
当時JGC修行(JALマイレージバンクの上級会員になるために沢山飛行機に乗ること)を行なっていた自分は、日程的にどうしても前日に沖縄に行く必要がありました。
もちろん、試験前日の貴重な勉強時間が削られます。しかし、それでも自分は「落ちるかもしれない」という不安よりも「沖縄に行っても多分大丈夫だろう」という自惚れの方が強かったと思います。
ここで伝えたいことは、「前日に旅行してるオレ!」などではなく、
「自分を過大評価しすぎないこと」、つまり「慢心」し過ぎないことが大切ということです。
具体的に考えます。
第1回、第2回の内科専門医試験の合格率はともに「90%」越え。
例えば、まずこの事実をみて
やばい!!!10%の人は落ちる!!!勉強しなきゃ!!!
と感じるのか、
なーんだ、90%も受かるんじゃん。流石に大丈夫でしょっ!!!
と感じるのか。
先ほどの式で言うと、
「必要勉強量」=「スタート地点」×「努力勉強量」
「慢心」がある場合、本当はスタート地点の能力値が60点くらいしかないにも関わらず80点はあるだろうと錯覚してしまい、結果的に自分のスタート地点の過信から努力を怠ってしまう。
と言う結果になってしまいます。
落ちた理由3:情報不足
そして、3つ目の理由は「情報不足」です。
これはつまり、一言で言うと「勉強量も大事だが、質も大事である」ということです。
いくら努力勉強量を増やしても、試験に出なそうな箇所をひたすら暗記していても点数には直結しませんしね。では、情報不足を解消するためにはどうすれば良いのか深掘りします。
X(旧ツイッター)などSNSで情報収集する
SNSでは、試験前から過去の内科専門医試験の情報や、過去合格した先輩方の勉強方法の情報交換がされていたそうです。が、自分はその存在すら知りませんでした。
試験後の会話で、あれ今年もでたね〜的な会話がちんぷんかんぷんでした、、、
他にも、試験日程が第1部、第2部、第3部と分かれている中で、「前の部で出た問題がもう一度出ることがある」という情報を持っていた同期は、
例えば、第1部でA-DROPが出たけど解けなかったから、次出た時に解けるよう休み時間に復習する!
といった対策を行なっていました。(実際A-DROPの問題が2問出ましたが自分は2問ともミスりましたw)
古い参考書を使わない
当たり前ですが、医療は常にアップデートされていきます。
周りが最新版のイヤーノートを購入している中で「そんなすぐ色々変わんないだろう」と考えが甘かった自分は2020年のイヤーノートを使用して勉強していました。
先ほどの沖縄のビーチで握りしめていたQCも2020年のでした、、、
結果、「ガイドラインの変更」という情報不足により1問ミスしました。
具体的には「C型肝炎の直接作用型抗ウイルス剤」で適応外のものを選ぶ問題で当時はまだ承認されていなかった「非代償性肝硬変」が適応外と覚えていてしまい、ミスりました。(現在は適応拡大し承認されている)
A-DROPにせよ、C型肝炎の直接作用型抗ウイルス剤にせよ、ひとつでも知ってれば!!!と感じても後の祭りです。
きちんと情報感度を上げていくことが大切です。
内科専門医試験合格者の勉強法
最後に、「合格者はどんな勉強をしていたのか」
実際に自分の周りの同期やSNSで合格報告されていた方々の情報を元に、これだけはやっておくべき!という最低限の勉強をまとめます。
「スタート地点」もそれぞれ違うと思うので、あくまで参考程度に各々自分に合った勉強を計画してください。
<合格した人の勉強例>
・THE内科専門医問題集1、2・・・1周
・内科学会が出している過去問題集「 第1集」「 第2集」・・・2周
・QBオンライン・・・1周+間違えたところをチェック
・最新のイヤーノートのQuick Check・・・1周
・SNSでの情報収集
・セルフトレーニング・・・数年分、最低でも最新版
・ケアネット・・・長門先生の出るズバ、バーチャル模試
この辺を組み合わせながらみんな勉強していました。
しかし、先日もX(旧ツイッター)でポストしましたが、
⭐️内科専門医試験まであと73日
— らーめんどくた@2024内科専門医受験 (@pokesena93) March 13, 2024
内科専門医試験対策界隈がレッドオーシャン化してるのでメモ
🆕孝志郎先生Quickサマライズ+問題集
🆕Qアシスト講義
🆕medicina問題集
QC、QBonline、THE専門医問題集、ケアネット出るズバ・模試、過去問第1.2集、セルトレ最新&4集、救急指針2022、日内会誌、国試3年分
このように、近年の内科専門医試験の試験対策を取り巻く環境は変化してきています。
実際、試験に落ちた自分の体験から言うと、日々の臨床やりながらこの量をこなすのはまず最低でも2〜3ヶ月はないと無理です。笑
したがって、どれを勉強材料にするかは自由ですが、必要なものを自分で選び、取捨選択しながら計画性を持った勉強法が大事です。
まとめ
何度も言いますが、まずは自分の「スタート地点」を見極めることが大事です。
「必要勉強量」=「スタート地点」×「努力勉強量」
その見極めには慢心さは捨てて謙虚に。
そして必要な努力量と質の高い情報を仕入れて取捨選択しながら自分に合った勉強法を計画することが大切です。
見極めは1日でも早いほど計画の幅が広がります!
僕の落ちた失敗談が内科専門医試験勉強法に役立ってくれれば嬉しいです!
他にも当ブログでは、内科専門医試験対策や、J-OSLER攻略について解説していますのでご一読&ブックマークいただけると幸いです!
X(旧ツイッター)もやってるので気軽にフォローしてくださいっ!
らーめんどくた
コメント