こんにちは!らーめんどくた、たいしょーと言います!
今回は、専攻医1年修了時の自分が、内科専門医試験受験に必須のJ-OSLER(ジェイオスラー)を
実際に1年間でどれだけ症例登録したのか、またどんな症例を使ったのかの例について紹介&解説していきます。
症例登録は各々、症例との出会いに左右されます。
絶対にこの通り登録すればいいよ!といった正解はありません。笑
しかし、傾向として登録しやすい症例はあると思うので症例登録が進まない!!!という方に少しでも参考にしていただければと思います!
結論:
後期研修1年間で39疾患群の60個の症例登録を完了した。
J-OSLERの内科学会機構では後期研修1年目終了時で
20疾患群、60症例以上の症例登録を経験目標としているよ!(必須ではない)
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具体的な60個の症例数、疾患群数の症例登録例
2021年3月31日現在(当時内科専攻医1年修了時)で、
39疾患群、60症例の症例登録をしましたがその疾患例を示します。
こんな感じです。
自分は消化器内科医なので圧倒的に消化器の登録数が多いですね。笑
より具体的な症例登録の疾患名
上の画像の具体的な疾患についてどんなものを登録したのか示します。
前提として、今後の病歴要約に書きやすい症例をまず優先して登録していきました。
総合内科Ⅰ(一般) :
緩和ケア
総合内科Ⅱ(高齢) :
誤嚥性肺炎
総合内科Ⅲ(腫瘍):
がん薬物療法の副作用と支持療法
消化器:(24症例あるのでまとめて)
胃癌:5症例、大腸癌:2症例、大腸ポリープ:2症例、憩室疾患:2症例、
虚血性腸炎:3症例、急性肝不全:1症例、十二指腸乳頭部腫瘍:2症例、
急性膵炎:2症例、慢性膵炎:4症例、総胆管結石:1症例
循環器:
急性心不全、僧帽弁閉鎖不全症、肺血栓塞栓症、
労作性狭心症、発作性上室性頻拍、急性心筋梗塞
内分泌:
膵神経内分泌腫瘍、ACTH単独欠損症、原発性アルドステロン症
代謝:
二次性糖尿病(膵性)、糖尿病網膜症、2型糖尿病
腎臓:
多発性嚢胞腎、急性尿細管壊死、末期腎不全
呼吸器:
気管支喘息、薬剤性肺障害、細菌性肺炎
血液:
悪性リンパ腫、血友病
神経:
肝性脳症(内科疾患に伴う神経疾患)、脳梗塞、脳出血、アルツハイマー病
アレルギー:
アナフィラキシー
膠原病及び類縁疾患:
IgG4関連疾患(自己免疫性膵炎)
感染症:
水痘、クラミジア感染症(Fitz-Hugh-Curtis症候群)、梅毒
救急:
急性医薬品中毒(オーバードーズ)、心筋梗塞、胃潰瘍消化管出血
1年終了時経験目標の60個の症例登録を終えて
ここで、この経験の中で自分が感じたことや伝えたいことを振り返っていきます。
最初はJ-OSLERの使い方、書き方すらわからない状況だった
研修が始まった初期、夏手前くらいまでは症例登録をするどころか、
J-OSLERの書き方すらわかっていませんでした。笑
そもそも、自己省察のところに省察ではない考察を書いたり、、、
でもそれってどこでも書き方を教えてくれないからなんですよね。笑
もし、まだ症例登録をしていない方で、書き方について気になる方は
ここで詳しく解説してるんで参考にしてみてください!!!
J-OSLERで1番大変だったこと
やっぱり一番大変なことは時間のマネジメントですね。
もちろん、症例探しも時間がかかりますが、そもそも症例を集めていてもなんとなーく日々の臨床業務が忙しいとどうしてもJ-OSLERをする時間がなくなってしまいます。(取りかかれないです。)
なんとかスキマ時間を見つけてやろうともしましたが、、、笑
まとめて集中してやりたいタイプだったので仕事終わってからカフェにこもってやってました。
やるまでがすごく大変なのですよね。
なので自分なりに工夫して取り掛かる時間だったりコツを作ったりするのが良いと思います。
J-OSLERを通じて自分が変わったこと
やってるとわかるんですけど、日々の臨床業務にも相乗効果を産む気がしましたね。
あ、これJ-OSLERに使えそうだな。
とか。
そうすると積極的に真面目に取り組める様にもなりましたし、
何より毎日が楽しくなりました。
はい、多分私はドMです。笑
でもこの考えに至った時、なんとなくJ-OSLERの内科学会が求めているものを理解する様になりました。
つまり、J-OSLERを通じて積極的に日々のフィードバックをすることが自分の経験資産の成長に繋がる!!
それが大事なのではないでしょうか。
もちろん、J-OSLERもとい、内科学会機構は「病気」だけでなく
一人一人の患者さんに対してフォーカス出来る「全人的な医療」をとても大事にしているので、フィードバックをする際はそのポイントを忘れないようにしましょう!
まだまだ内科専門医への道は長いですが、同志の皆さんは焦らず一緒に頑張りましょう!!!
おまけ:
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