【ややこしい登録方法】病歴要約の一次評価【J-OSLER(ジェイオスラー)】

J-OSLER
josler.byourekiyouyaku

たいしょー
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どうも、らーめんどくた、たいしょーです!

J-OSLER3期性として超人のスピードで病歴要約を完成させた自分が、病歴要約のややこしい登録方法と、そもそも一次評価とは何なのか?についてわかりやすく解説します!

 

さて、本題です。

先日、こんな質問をいただきました。

「個別評価」と「二次評価」はなんとなくわかります。

しかし、一次評価の立ち位置が全くわかりません!!!

「個別評価はわかる。今の自分の担当の指導医の先生の評価でしょ。」

「二次評価もわかる。内科学会の機構が用意した査読委員がチェックするガチャでしょ。」

「で。」

「一次評価ってなに


たいしょー
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1次評価とは、病歴要約29症例に対して、プログラム統括責任者が

研修プログラム”内”で行う評価です。

これらの違いについては

でも軽く触れましたが、今回はその内容と登録方法まで深掘りして解説しようと思います。

 この記事を読んでわかること

・一次評価(病歴指導医評価と統括責任者評価)の意味を知る

・プログラム統括責任者って誰?

・実際の一次評価の登録方法は?

こんな感じです。

症例登録書き方のコツは↓の記事で有料級の内容を解説してます。

また、J-OSLERの症例を登録していく上で便利なアイテムも↓の記事で紹介しています。


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では、解説していきます!

病歴要約「一次評価」とは?

一次評価を理解する前に、まずは病歴要約評価の位置付けについて理解しておきましょう。

ホームページには、

とあります。

「はい。全然わかんないですね。笑」

つまり、「研修プログラム内」で個別評価と一次評価を受けて、

その後、巷で指導医ガチャと揶揄される「二次評価」での査読を受ける流れです。

プログラム”内”の評価って?統括責任者は誰?

では、もう少し詳しく深掘りします。

研修プログラム「内」での評価はどのように行われているのでしょうか、次の画像をご覧ください。

これは、わたしたちが、ジェイオスラーの病歴要約を登録してから個別評価され、一次評価され、二次評価をプログラムの外の査読委員に依頼するまでの流れのスライドです。

画像上の左半分が、自分で最初に病歴要約を書く個別評価の”依頼”の段階であり、

画像上の右半分が病歴指導医(症例登録とかを承認してくれていた自分の科の中の先生)が提出された病歴要約を「個別評価」として”承認”する段階です。

そして、最後に画像の下半分がプログラム統括責任者が提出された「29個の個別評価」をチェックし”一次評価として承認”し、評価を完了します。

このプログラム統括責任者は、すでに病院の研修プログラムごとに決まっています。簡単に言うと、偉い人です。笑

(例えば、XX大学病院の後期臨床研修プログラムならXX大学病院のどこかの科の教授などでしょう。)

まとめると、

・一次評価はプログラム「内」の評価である。

・そしてその評価者は2人いて、1人目は症例登録とかを承認してくれる病歴指導医。

・もう一人はプログラム統括責任者でこれは自分の病院のやや偉めの人。

といった形です。

一次評価も差し戻しはあるのか?→「ある」場合があります

一次評価が完了すれば、二次評価へ提出することが可能となります。

ここで、指導医ガチャによって差し戻しを大量に食うオスラー民と、なんか知らないけど全部通っちゃうオスラー民にランダムに振り分けられます。笑

これはプログラム外の話です。では、その前のプログラム内の「一次評価」では、差し戻しはないのでしょうか?

たいしょー
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結論から言うと、ほぼないです。

しかし、J-OSLER側から二次評価するに値しないと判断されればプログラム内の指導医に知らせがいき、一次評価の差し戻しをお願いされる場合がある場合もあります。

まず、プログラム内の統括責任者は全ての内科の、全ての医局員の、29個の症例をチェックしなければいけません。これはかなり大変ですよね。

だから、ある程度流し見での承認がされると予想されます。

もちろん、上記スライドのようなJ-OSLERの内科学会機構側からの注意喚起もあります。そのため、これは機構側から戻されるなと感じた場合は一次評価での差し戻しがあるかもしれません。

しかし、個別評価や二次評価での1:1での関係でない以上、実際に注意喚起の通り二次評価依頼後に機構側から差し戻し依頼がない限りはOKになると考えて良いでしょう。

二次評価に値しない(差し戻される可能性のある)症例とは?

ここでみなさんはこう思うでしょう。

二次評価に値しない病歴要約ってどんなだよ!!!!

安心してください、書いてますよ。


つまり、誤字脱字なく、こじつけた病名じゃなく、しっかりと考察されていること。

これにつきます。

正直、先輩の話を聞いてるとやはり一番多いのは「誤字脱字」や「文献の引用の仕方」などですかね。

医学的な内容へのツッコミは(もちろん当たった指導医によりますが)あまりないと聞いてます。

ややこしい!「一次評価」の実際の登録方法

病歴要約の一次評価をややこしくしている原因として、その登録方法があげられます。

やや複雑なんですよね、これ。

まずJ-OSLERのページにログインして、


ここの、病歴要約(一次評価)のボタンを押します。

すると、

上の画像のような疾患ごとのリストが29症例分出てきます。

あとは、表の右側の「選択」ボタンを押し、登録します。

ただ、これは大前提として「個別承認」が承認された病歴要約に限ります。まだの人は先にそちらを承認してもらう必要がありますので注意です。


あとは、知ってる人も多いと思いますが、疾患によっては例えば消化器なら「消化管」「肝臓」「胆膵」は分けて登録します。

登録期間は専攻医3年目の4月1日〜10月31日まで

一次評価の登録期間は専攻医3年目の4月1日〜10月31日までです。

※元々は8月31日まででしたが、延長措置Aの恒久的設定により期間が伸びました。

なので少なくとも夏までには病歴要約29症例を終わらせておく必要があります。

ちなに二次評価の期間は5月1日〜翌年2月20日までです。

※こちらも、元々12月20日まででしたが措置Aの恒久的延長により翌年2月20日になりました。

まとめ

病歴要約の一次評価の登録は個別評価登録の承認がある程度進んだ者にのみ訪れる世界です。

まずはコツコツ症例を登録して、病歴要約を作成する地道な作業をやっていきましょう!

おまけ:

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コメント

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